ぼんとしです、お寄りいただきありがとうございます。
※今日は「本質」の話し方について書いてみました。
今一緒に仕事をやっている協力会社の若者がいます。
とても責任感が強く、プライドもあり、
仕事ぶりは真面目でしっかりしています。
勉強家タイプで頭は非常に賢いのですが、
一つだけ難点があります。
この一つの難点があるだけで、
彼はずいぶん損をしてます。
それは、
普段からとにかく話が長い・・
若者にかぎらず、話の長い人っていると思いますが、
最近一緒に仕事をしていると妙に話しの長い若者が多い、
という気がしてしまうのですが、気のせいでしょうか?・・・
今週のはじめにミーティングで新規プロジェクトの収支説明を
その彼から聞いていたのです。
特徴としては、とにかく「熱い話」にしようとします・・
彼の話によると、どうも収支計算に間違いがあったようなのです。
プロジェクト収支の間違いを細かく説明する際に妙に熱くなり、
言葉が多くなり始めた時に、彼の話にどうも違和感を覚えたのです。
それは、明らかに当初組み立てた時に起こした
自分のミスを隠しているのです。
「こんなことがあろうはずないと思い、一から各項目をチェックしたところ
見過ごされやすい項目に案の定予備費のダブルカウントがあり・・・云々」
「ごめん、よくわからないからもう一度説明して」と言うと、
自分の説明ベタを恥じるかのような苦笑いの表情をして、
もう一度同じ話を最初から始めます。
一言で言ってごらん?
説明が長い話には遠回しに伝えないと自分に責があることを
恐れている心理が見え隠れします。
彼の言葉を一言で言うと、
「すみません、計算間違えました。」
これだけなのです。
立て続けにたくさんの言葉を使う若者には必ず、
「悪いけど、今の話、一言で言ってみてもらえますか?」
と質問をしています。
私もそうでしたが、相手に対してまくし立てるようにしゃべることを
「賢い」と勘違いしている若者には、結構傷付く言葉のようです^^;
物事の本質というのは、必ず「一言」で説明できるはずなのです。
ごまかさずに一言で言い切るのは勇気のいることですが、
失敗を即座に認めると、とてもスッキリします。
失敗、ミスをごまかすクセがつくと、
自分を守る為の説明で精一杯になり、余計な仕事が増えてゆきます。
ミスが分かり次第、すぐに表に出して詫びる。
これは私自身が自戒していることでもあります。
でも、あまり他人にそんなことを言い過ぎて嫌われてしまい、
若者と仕事ができなくなるのは辛すぎます・・・
おっさんと仕事するとムカつく!と言われないように
程々に若者に突っ込んで仕事をしてゆきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。